2009年4月29日水曜日

ハードディスクの書き込み速度を調べる

ハードディスクの書き込み速度を調べるために、timeコマンドとddコマンドを組み合わせます。

$ time dd bs=1M count=100 if=/dev/zero of=/home/harada/hdd_check
100+0 records in
100+0 records out
104857600 bytes (105 MB) copied, 2.12934 s, 49.2 MB/s
0.00user 2.00system 0:02.15elapsed 92%CPU (0avgtext+0avgdata 0maxresident)k
24inputs+204800outputs (0major+502minor)pagefaults 0swaps

1Mバイトのサイズで100回をhdd_checkと言うファイルに書き込んだところ。合計で105MBだそうです。/dev/zeroは0だけが書き込まれているらしいので、hdd_checkにはひらすら0が書き込まれる。(ただし開けない)
49.2MB/sで書き込めるらしい。


$ time dd bs=10M count=100 if=/dev/zero of=/home/samba/hdd_check
100+0 records in
100+0 records out
1048576000 bytes (1.0 GB) copied, 29.9671 s, 35.0 MB/s
0.00user 21.39system 0:30.09elapsed 71%CPU (0avgtext+0avgdata 0maxresident)k
56inputs+2048000outputs (0major+2806minor)pagefaults 0swaps
次に10Mバイトのデータサイズにして書き込んでみた。合計が1000MB = 1GB。少し遅い35.0MB/sでした。

速度にばらつきがあるので、同じ条件で何度か試してみると良いと思います。

ddコマンドについて
http://www.k-tanaka.net/unix/dd.html

ハードディスクを増設する その2

PCがハードディスクを認識してくれたので、パーテションを切ってフォーマットし、マウントします。

パーテション作成
fdiskコマンドを使用します。
rootでfdiskコマンドを使用します。引数にパーティションを作成したいハードディスクのパスを指定します。今回は/dev/sdb
$ sudo fdisk /dev/sdb

The number of cylinders for this disk is set to 38913.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
(e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Command (m for help):

と出ます。会話形式で設定できます。ここでmを押すと、コマンド一覧が見られます。

Command (m for help): m
Command action
a toggle a bootable flag
b edit bsd disklabel
c toggle the dos compatibility flag
d delete a partition
l list known partition types
m print this menu
n add a new partition
o create a new empty DOS partition table
p print the partition table
q quit without saving changes
s create a new empty Sun disklabel
t change a partition's system id
u change display/entry units
v verify the partition table
w write table to disk and exit
x extra functionality (experts only)

まず、pで現在の状況を確認します。

Command (m for help): p

Disk /dev/sdb: 320.0 GB, 320072933376 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 38913 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifier: 0xa491436f

Device Boot Start End Blocks Id System
何も表示されない
空のハードディスクなので、何も表示されません。次に、パーテションの作成のためにnを押します。基本パーテションの1番目を5Gバイトだけ作りたいときは以下のようになります。

Command (m for help): n
Command action
e extended 拡張パーテショ
p primary partition (1-4) 基本パーテション
p 基本パーテションを選択
Partition number (1-4): 1 基本パーテションの1番目
First cylinder (1-38913, default 1): シリンダーの番号 何も選択しないと、次の番号から始まる。
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-38913, default 38913): 5000M 終わりのシリンダー番号か、使用するサイズ。今回は5G = 5000Mバイト

Command (m for help): p

Disk /dev/sdb: 320.0 GB, 320072933376 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 38913 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifier: 0x6a61c320

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 1 5000 40162468+ 83 Linux 新しいパーテションが出来上がっている。

Command (m for help): w 記録して保存

今回はもう一つ、残りの容量すべてを使ったパーテションを作りました。最終的にはこうなります。

Command (m for help): p

Disk /dev/sdb: 320.0 GB, 320072933376 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 38913 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifier: 0xa491436f

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 1 609 4891761 83 Linux
/dev/sdb2 610 38913 307676880 83 Linux



フォーマット

フォーマットします。mkfsコマンドを使用します。今回はファイルシステムにext3を使いたいので、-tオプションでext3を指定します。

mkfs -t ext3 /dev/sdb1
mkfs -t ext3 /dev/sdb2

マウント
上のsdb2のパーティションを/home/sambaにマウントします。こうすることで、システム回りとデータ置き場を物理的に切り離します。

#mkdir /home/samba
#mount /dev/sdb2 /home/samba

再起動後にはマウント設定がクリアされてしまう(らしい)ので、/etc/fstabを書き換えておきます。
# file system mount point type options dump pass
/dev/sdb2 /home/samba ext3 defaults,noatime 0 0

以上で設定は終わりです。

参考
http://www.express.nec.co.jp/linux/distributions/knowledge/system/fdisk.html
http://www.itmedia.co.jp/help/tips/linux/l0112.html

ハードディスクを増設する その1

共有ファイルサーバーを作るために、ハードディスクを増設しました。ハードディスクのプライマリーマスター(30Gバイト)にOS(Ubuntu8.04LTS Server版)をインストールします。パーティションは下のように切りました。

/    20Gバイト
/home  8Gバイト
/boot  700Mバイト
swap  1Gバイト

このマシンに320Gバイトのハードディスクを増設して、そこにSambaサーバーを立てる予定です。

ハードディスクの接続ケーブルにはUltra DMAを使用。


ハードディスクのジャンパーピンをSlaveにセットして、スレーブ側に接続します。

コンピュータを立ち上げて、BIOS設定画面を見ます。(Deleteキー)
STANDARD CMOS SETUPを見て、Plimary Slaveにハードディスクの名前が表示されていたら、BIOSには認識されています。


次にUbuntuにログインしてUbuntuが認識しているかどうかを調べます。
使うコマンドはdmesgコマンドです。dmesgしたあと、ハードディスクのモデル名、型番などがあるか確認します。


$ dmesg
[ 0.000000] Initializing cgroup subsys cpuset
[ 0.000000] Initializing cgroup subsys cpu
[ 0.000000] Linux version 2.6.24-19-server (buildd@terranova) (gcc version 4.2.3 (Ubuntu 4.2.3-2ubuntu7)) #1 SMP Wed Aug 20 23:54:28 UTC 2008 (Ubuntu 2.6.24-19.41-server)

省略…

[ 46.275405] sd 0:0:0:0: [sda] 60058656 512-byte hardware sectors (30750 MB)
[ 47.870914] sd 0:0:1:0: [sdb] 625142448 512-byte hardware sectors (320073 MB)

sdaがMaster、sdbがSlaveです。

2009年4月26日日曜日

自作PC その3

組み立てます。ドスパラさんが親切な説明書を同封していくれるたので、それに従って組み立てました。写真とり忘れたので詳しい順序は割愛。

このキットを組み立てるとき、あれっと思ったのがスペーサーが無いことでした。スペーサーは、マザーボードとケースの間に空間を作るための部品で、マザーボードの配線がショートするのを防ぎます。Prime Kitのケースにはスペーサーが作り込んでありました。
















写真の凸部分がスペーサーです。マザーボードもネジ穴の回りは絶縁されているので、この凸部分に触れてもショートすることは無いそうです。

それから、取扱説明書で、20ピンの電源コネクタをマザーボードに差し込むとありますが、24ピンでした。

組立て、BIOSの設定画面が表示されたら、Boot設定でCDからBootするように設定します。ここまでは説明書に書いてあります。

できたらいつものようにUbuntuをインストールして完成。pppoeconfコマンドで、いきなりインターネットに接続できました。

自作PC その2




















パーツは以下のような感じです。


ケースは白いシンプルな感じ。















開けたところ。

ベイは5インチベイ、3.5インチベイ、3.5インチシャドウベイが2つづつ。

電源ユニットは元々ついています。










マザーボード

インテル® G31 Express チップセット マイクロATXマザーボード












CPUはCelronです。

インテル®Celeron®プロセッサー E1400
(デュアルコア/2GHz/L2キャッシュ512KB)


2GHzあればかなり快適な早さです。










メモリーは1G×2で、合計2G

DDR2 SDRAM 1GB PC6400

サムソンのメモリーです。











ハードディスクは500Gあります。実際、そんなに使わないので。250Gだけ使って、残りは何かの機会に使おうと思っています。













5インチのCD-DVDドライブ
速度が遅く、書き込みできないので買い換えようと思っています。














詳しくはこちらからどうぞ。
http://www.dospara.co.jp/5goods_pc/pc_detail.php?h=d&f=d&m=pc&mc=37

自作PC その1

1ヶ月ほど前のことだけど、自作PCを組み立てました。自作と言っても、電気屋さんで売られている自作キットですが。割高ですが、コンピュータ内部の仕組みとか、組み立ての一連の流れを知るには都合が良い。必要なパーツが無いなんてこともない。2台目を組み立てることがあったら、今度はパーツ選びからしてみたいと思います。





















と言う訳で、使った自作キットはドスパラで販売されているものです。
ドスパラ http://www.dospara.co.jp/top/

このサイトにもある組立キットのうちの、Prime Kit Knightです。
パーツのカスタマイズはできますが、メモリを2Gにした以外は変更なし。OSはLinuxの何かを入れる予定だったので買いませんでした。


















ディスプレイは実際に店に行って買いました。
LG W1942TQ