2007年7月19日木曜日

企業見学に行く

有限会社キャリコに行ってきました。就職とか全然考えてなくて、ただ地元にこういうことをしている会社があって、興味があったので行ってみました。社長さんは筑波大出身で、原子力関係の研究をしていたようです。会社のことだけでなく、色々な話をしてくださいました。


今日話を聞いて印象的だった話。

基礎物理学はそれを理解して研究としてある一定の成果を出すのには10年くらいかかる。その分奥が深くて面白い。本当に最先端で研究ができる国立の研究所や大企業の研究所に就職するのが良い。若いうちはそういう大きなところに身を置いた方が良いということ。ただ基礎物理学は奥が深いわりに役立つ分野が狭いし、回りの人からの反応も得にくい。40代になると管理職的な仕事が増えて面白くなくなってくる。

コンピュータ関係の仕事、プログラミングやサーバ管理などは、そればっかりやっていれば3年でプロフェッショナルになれる。発想が浮かんでも、何ヶ月という期間で実行できる。そういう浅い分野。ただ、沢山の人が利用するから、その分沢山の反応が返ってきて、そこが面白い。

自分の学部の分野意外でも色々習得しておくと、「芸は身を助ける」状態になる。この社長さんの場合はオーディオで、極小単位で増幅する回路を作る技術があるらしい。コンピュータは理系なら必須だから習得して損はない。




会社ではPHPとRubyを使って、Rubyで書いたもの高速で出力できるシステムを考えて実行したり、電子カルテを作ったり、Linuxで動画の処理をしているらしい。自分の知識不足だったのでわからない部分が多々あって、そこは残念だった。初めての企業見学がこういう気楽な感じで良かったけれども。