今回もapt-getでなくて、wgetファイルを入手し、そこから構築します。BINDのダウンロードページから必要なソースファイルを探す。
wget http://ftp.isc.org/isc/bind9/9.6.0-P1/bind-9.6.0-P1.tar.gz最新版は9.6.0-P1でした。自分のホームディレクトリにダウンロードして展開、インストールします。
# tar xvfz bind-9.6.0-P1.tar.gzこのとき、適切なCコンパイラがないと./configure以下の作業ができないので、ちゃんと環境を整えておく。ppcで使えるCコンパイラはインストールされなかったみたいなので、PPCを使っている場合は必ずこの作業が必要。
# cd bind-9.6.0-P1/
# ./configure
# make
# make install
Ubuntu8.04 on PPC Cコンパイラの設定
インストールできたら、いきなりchroot環境を作る。まず、/varにnamedというディレクトリを作り、それ以下はこんな感じにする。
named/
|-- dev
| |-- null
| `-- random
|-- etc
| |-- localtime
| |-- named
| | |-- ***.rev
| | |-- ***.zone
| | |-- localhost.rev
| | |-- localhost.zone
| | `-- named.root
| `-- named.conf
`-- var
|-- log
| |-- named.log
| `-- security.log
|-- named
`-- run
`-- named
`-- named.pid
mkdir コマンドの-pオプションで一気に作ると楽。ディレクトリのパーミッションを設定する。
# cd /var/
#chown -R named:named named
#chmod 700 /var/named
こうすることで、root以外に/var/namedに入ることができない。
named.conf、zoneファイル、revファイルは今までと同じで良い。
設定ファイルが正しく迫っていされているか確かめる。
# /usr/local/sbin/named-checkconf -t /var/named
# cd /var/named/etc/named
# /usr/local/sbin/named-checkzone ゾーンネーム ゾーンファイル名
正しく設定できたら、namedを起動する。
# /usr/local/sbin/named -u named -t /var/named
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