2009年1月12日月曜日

Ubuntu8.04 on PPC Cコンパイラの設定

./configureが使えない。エラーメッセージは下のとおり。
C compiler cannot create executables

原因はCコンパイラらしい。

PPCに入れたUbuntuではCコンパイラも普通のものとは違うらしい。
普通にgccをインストールしたあと、追加で必要なパッケージはlibc6-dev-ppc64とlibc6-ppc64の二つ。

$sudo apt-get install libc6-dev-ppc64
$sudo apt-get install libc6-ppc64

これで./configureができた。

Power Mac G3にUbuntu8.04LTSサーバー版をインストール 覚書2

再起動したら、まずはapt-getして最新のパッケージを取得、インストールしておく。

$sudo apt-get update
$sudo apt-get upgrade

rootアカウントでログインしたくないので、新しくユーザーを追加。

$sudo useradd -m harada

ログインシェルがshだったのでbashに変更。

サーバー版ではCUIしか使えないので何かと不便。なので、sshでログインできるように設定し、残りの設定はGUIの環境で行うことにする。

sshでログインしたら、/etc以下のhosts.allowとhosts.denyを編集して、sshでログインできる人を制限する。
/etc/network/interfacesを書き直し、ipアドレスを固定した。ネットワークの再起動。

$sudo /etc/init.d/networking restart

dhclientのプロセスが後ろで走っていると固定できないことがあるから確認する。

$ps auxw | grep dhclient
dhcp ********************************************************

怪しげなプロセスが走っているので、固定できないかもしれない。しばらく様子を見る。

追記
予想通り、IPアドレスが設定したのとは違うものに変わってしまったので、このプロセスをkillする。

ps auxw | grep dhcp
sudo kill -9 プロセス番号

これで固定できました。

ログインシェルを変更する

Linuxのログインシェルはいくつかあるけど、bashはコマンドが補完されて便利。shは補完されなかったからちょっと不便だった。

現在のログインシェルは、/etc/passwdを見れば確認できる。
後は下のコマンドでも確認できる。

$ echo $SHELL
/bin/bash
bashが設定されていることが分かる。

変更するには、chshコマンドを使う。
shからbashに変更する場合
$ chsh
Password:
Changing the login shell for harada
Enter the new value, or press ENTER for the default
Login Shell [/bin/sh]: /bin/bash ←フルパスで書く
再度ログインすればbashにログインできる。

Power Mac G3にUbuntu8.04LTSサーバー版をインストール 覚書

1 CD-Rから起動
Ubuntu8.04LTSサーバー版のisoイメージを焼いたCD-Rをマシンにセットし再起動する。
起動音がなった瞬間にcキーを押す。起動音がなった直後に押すのがポイントらしい。そうでないとOS Xが立ち上がってしまう。

2 各種設定
・CD-RからUbuntuが立ち上がる。メッセージが色々出てくるが、tabキーを押して次の手順に進む。
・言語を選ぶ。マシンの負荷を考えて、Englishにする。(2ビット使う日本語は余計な負担がかかる気がするのは気のせいか。)
・所在地を選ぶ。始めに英語圏の国名が表示されるので、otherを選択。下に行くとアジア圏が現れるので、Japanを選択。
・キーボード設定。今まで通りUSで設定。@の位置などに注意が必要。
・ホスト名設定。今までと同じ。
・パーティション設定 詳細は後で書く。手動で切ったらうまくインストールされなかったので、自動で切った。そしたらインストールが始まった。
・パーティションを手動で切り直した。
#1 32.3kB Apple //do not use
#2 1.0MB (NewWorld boot Partition)
#3 23GB /
#4 5.0GB /home
#5 500MB /boot
#6 1.2GB swap
1.0GB FREE
ポイントは、#1,#2の領域を確保すること。(さっきまで#1の領域を確保していなかったから、エラーが出てしまったらしい。)それから、ルートディレクトリの起動フラグはonにするらしい。小林準さんが解説してくれているサイトがあるので、そちらを参考にする方が良い。(参考サイトの3番目のリンク)
・インストール開始。
・ユーザー名、パスワードの設定 今までと同じ。
・ミラーサーバーの設定。ppc用のミラーサーバーは変更されたらしい。
変更前:http://archive.ubuntu.com/
変更後:http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports/
変更前のミラーサーバーでは、もうサポートされていない。
・ソフトウェアの選択 DNSやSambaが自動でインストールされる。とりあえず、OpenSSHだけインストール。DNSをwgetからインストールする予定。
・yabootのインストール hdc2へインストール。
・CD-Rが出てきて再起動を要求される。再起動する。

再起動したらUbuntuが立ち上がる。先に決めたユーザーアカウントでログインできた。

First stage of installation 完了!!!

参考
https://help.ubuntu.com/community/Installation/PowerPC

http://www.debian.org/releases/woody/powerpc/ch-partitioning.ja.html#s6.6

http://www.thinkit.co.jp/cert/article/0707/11/2/3.htm
http://d-i.alioth.debian.org/manual/ja.powerpc/apcs05.html#id302800

2009年1月11日日曜日

Ubuntuのホスト名を変更する

ホスト名をきちんと設定しないとsudoができないときがあるので、設定の仕方を知っておくことは大切。
Ubuntuの場合、設定ファイルは/etc以下にあるhostsとhostnameの二つのファイル。
多分Linuxなら共通だと思います。

hosts
$ cat /etc/hosts
127.0.0.1 localhost
127.0.1.1 Vitis

# The following lines are desirable for IPv6 capable hosts
::1 ip6-localhost ip6-loopback
fe00::0 ip6-localnet
ff00::0 ip6-mcastprefix
ff02::1 ip6-allnodes
ff02::2 ip6-allrouters
ff02::3 ip6-allhosts

hostname
$ cat /etc/hostname
Vitis

この場合、ホスト名はVitisです。hostnameだけでなく、hostsの127.0.1.1の所にもちゃんと書かないといけない。

hostnameとhostsで違う名前を書いた場合、ホスト名はhostnameに書かれた方が有効になる。sudoも使えるが、エラーメッセージが出力される。

2009年1月10日土曜日

PowerMac G3にUbuntu8.04LTS サーバー版をインストールするためのメモ 2

PowerMacにUbuntu8.04をインストールするためには、PowerMac用のインストールCDを用意しなくてはいけない。

8.04はここからisoファイルがダウンロードできる。
http://cdimage.ubuntu.com/ports/releases/hardy/release/

ここから、過去のディストリビューションがダウンロードできる。
http://cdimage.ubuntu.com/ports/releases/

PowerMac G3にUbuntu8.04LTS サーバー版をインストールするためのメモ

Power Mac G3に入っているDarwin 5.5から必要なファイル、ディレクトリのバックアップをとるためのメモ。
バックアップしたいのは下のディレクトリ
/etc以下全部。
/Users/rootアカウント

DNS関連のファイル。 (named.conf, *.zone, *.rev)
ファイアウォール関連のファイル。
Macのファイアウォールはipfwコマンドで設定される。あと、hostconfigも大切らしい。
ipfw -at list
で出力された結果を自分にメールしておく。

参考
hostconfigについて
http://journal.mycom.co.jp/column/osx/019/index.html
ipfwコマンドについて
http://www.pinkdragon.net/DocumentsLibrary/contents/ja/FreeBSD_man/ipfw.8.html
http://777soul.com/mac/tips/24-ipfw/ipfw.html
Macのファイアウォール全般について
http://support.apple.com/kb/HT3109?viewlocale=ja_JP
http://earlybirds.ddo.jp/namahage/inegalog/article.php?id=47

2009年1月9日金曜日

Ubuntu8.04 LTSへアップグレードした。

ノートPCのUbuntu7.10を8.04にアップデートした。始め、/boot領域の空きが少なくて(使用率100%になっていた)アップデートできなかったので、使っていないカーネルを全部削除した。
$ uname -a
Linux Vitis 2.6.20-16-generic #2 SMP Tue Feb 12 05:41:34 UTC 2008 i686 GNU/Linux
カーネル2.6.20-16なので、それ以外はすべて削除した。

アップデートマネージャーからアップデート。GUIで簡単にできる。

/boot/grub/menu.lstが更新されないようにしたら、始めのgrubの画面でUbuntu8.04が選択できない。
menu.lstを移動して、grub-installをすると、新しくmenu.lstが作成される。ただし、Ubuntu8.04しか起動しない設定になっているから、過去のmenu.lstから必要分をコピペする。
今、Ubuntu8.04と7.10とWindows XPが起動するように設定されている。
timeout 10 #OS選択のタイムアウトは10秒
#hidemenu #OS選択画面にならず、いきなりUbuntu8.04が立ち上がるので、hidemenuをコメントアウトしておく。

## ## End Default Options ##

title Ubuntu 8.04.1, kernel 2.6.24-22-generic
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz-2.6.24-22-generic root=UUID=95572075-fe89-4d89-9754-cc73afbf9e62 ro quiet splash
initrd /initrd.img-2.6.24-22-generic
quiet

title Ubuntu 8.04.1, kernel 2.6.24-22-generic (recovery mode)
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz-2.6.24-22-generic root=UUID=95572075-fe89-4d89-9754-cc73afbf9e62 ro single
initrd /initrd.img-2.6.24-22-generic

title Ubuntu 8.04.1, kernel 2.6.20-16-generic
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz-2.6.20-16-generic root=UUID=95572075-fe89-4d89-9754-cc73afbf9e62 ro quiet splash
initrd /initrd.img-2.6.20-16-generic
quiet

title Ubuntu 8.04.1, kernel 2.6.20-16-generic (recovery mode)
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz-2.6.20-16-generic root=UUID=95572075-fe89-4d89-9754-cc73afbf9e62 ro single
initrd /initrd.img-2.6.20-16-generic

title Ubuntu 8.04.1, memtest86+
root (hd0,4)
kernel /memtest86+.bin
quiet

title Ubuntu 7.10, kernel 2.6.20-16-generic
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz-2.6.20-16-generic root=UUID=95572075-fe89-4d89-9754-cc73afbf9e62 ro quiet splash locale=ja_JP
initrd /initrd.img-2.6.20-16-generic
quiet

title Ubuntu 7.10, kernel 2.6.20-16-generic (recovery mode)
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz-2.6.20-16-generic root=UUID=95572075-fe89-4d89-9754-cc73afbf9e62 ro single
initrd /initrd.img-2.6.20-16-generic


title Ubuntu 7.10, memtest86+
root (hd0,4)
kernel /memtest86+.bin
quiet

### END DEBIAN AUTOMAGIC KERNELS LIST

# This is a divider, added to separate the menu items below from the Debian
# ones.
title Other operating systems:
root


# This entry automatically added by the Debian installer for a non-linux OS
# on /dev/hda1
title Microsoft Windows XP Home Edition
root (hd0,0)
savedefault
makeactive
chainloader +1


# This entry automatically added by the Debian installer for a non-linux OS
# on /dev/hda2
title Microsoft Windows XP Embedded
root (hd0,1)
savedefault
makeactive
chainloader +1


# This entry automatically added by the Debian installer for a non-linux OS
# on /dev/hda4
title Windows NT/2000/XP
root (hd0,3)
savedefault
makeactive
chainloader +1

### END DEBIAN AUTOMAGIC KERNELS LIST


問題点は、カーネル2.6.24-22からデスクトップ版が立ち上がらないこと。recovery modeとCUIなら立ち上がるけど、CUIで出来ることは相当少ない。

Sbackup

Sbackupを使うと、ファイルのバックアップが簡単にできる。GUIで操作できるけど、CUIで操作する。テストサーバーのバックアップに使ってみた。

SbackupとはSimple Backupと言うソフトウェアで、Ubuntu向けに開発されたようです。

インストール
$ sudo apt-get install sbackup
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下のパッケージが新たにインストールされます:
sbackup
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
67.5kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 524kB のディスク容量が消費されます。
取得:1 http://ftp.ecc.u-tokyo.ac.jp hardy/universe sbackup 0.10.4 [67.5kB]
67.5kB を 0s で取得しました (490kB/s)
未選択パッケージ sbackup を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 156573 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../sbackup_0.10.4_all.deb から) sbackup を展開しています...
sbackup (0.10.4) を設定しています ...


バックアップの対象の設定
/etc/sbackup.confを設定することで、バックアップの対象となるディレクトリ、ファイルを設定できる。
デフォルトだと下のように設定されている。
# In this section you describe, what directories to backup and what to skip
# More precise commands override wider ones, for example:
# /var=1 # This means that the whole /var directory is to be backuped
# /var/cache=0 # This means the /var/cache and its subdirectories are not
# # to be backuped
# In this case all /var, except /var/cache will be backuped
# It works the othe way around too
# by default nothing is backuped

/etc/=1
/home/=1
/usr/local/=1
/var/=1
/var/cache/=0
/var/tmp/=0
/proc/=0
/dev/=0
/sys/=0
/tmp/=0
/var/tmp/=0

/etc /home /usr/local /var(=1になっているディレクトリ) はバックアップされる。その他(=0のディレクトリはバックアップされない。

バックアップ先のディレクトリはsbackup.confに書かれていてる/var/bakupです。
target=/var/backup
これらの設定が終わったら、
sudo /usr/local/sbin/sbackupd &
で起動する。

二度目の起動でエラーが起こるが、それについては後で書く。

sshのアクセスを制限する

/etc/hosts.allowと/etc/hosts.dennyを編集して、sshを制限する設定。

/etc/hosts.denny
sshd:all
/etc/hosts.allow
sshd: 123.456.789. localhosts

この場合、123.456.789.*というIPアドレスからと、loclhostからのみssh接続できる。